
2017年12月からタイを中心に東南アジアで生活しています。
タイの首都バンコクに来たら必ず目にするもののひとつといえばトゥクトゥクです。
旅行者が観光の一環として利用するシーンが最も多く、移動手段と言うより「バンコクに来たら一度は体験したいアクティビティ」として人気が高いです。そのため、乗車料金はタクシーや電車などの交通手段と比べると割高です。

バンコクの街の中をトゥクトゥクで駆け抜ける爽快感、風の気持ちよさときたらたまりません。トゥクトゥクに乗る意味はここに集約されている気がします。
バンコクに来たら一度はトゥクトゥクを体験してみて欲しいです。
今回は、バンコク名物のトゥクトゥクの乗り方から料金相場、乗車のベストタイミング、乗車の際の注意点をまとめてお話しします。
Contents
トゥクトゥクとは
トゥクトゥクとは、三輪のタクシーです。
バイクと車と屋台を足して3で割ったような見た目が特徴です。
前方にはフロントガラスとドライバーが座るシートがあり、後方には大人約3名座れるシートがあります。屋根はありますが、窓やドアはなく開放的です。
様々な色のトゥクトゥクがあり、基本どれもド派手です。
夜になるとネオンギラギラの車体があったり、音楽を大音量で流すドライバーもいたり、トゥクトゥクによってドライバーの個性が伺えます。

名前の由来は「トゥクトゥクトゥクトゥク…」と音を出しながら走ることから来ている説があります。
確かに、走っている時の音が大きく特徴的な音を出します。
バンコクでのトゥクトゥクの乗り方
トゥクトゥクの乗り方は5ステップで完了します。
トゥクトゥクを止める
行き先を伝える
値段交渉する
乗車する
目的地に到着後にお支払いをする
少し詳しく解説しますね。
① トゥクトゥクを止める
道でトゥクトゥクを止める場合は、腕を斜め下にしてドライバーに乗車の意思を示します。
すでにトゥクトゥクが止まっている場合は、ちょっと手を上げてドライバーとアイコンタクトをするなりすれば気付いてくれます。

② 行き先を伝える
次に、ドライバーに行き先を伝えます。基本的にバンコク市内であれば英語が通じます。
次のステップの値段交渉をスムーズに行いたい場合は、簡単でもいいのでタイ語を使うことをおすすめします。

③ 値段交渉する
行き先を伝えると、ドライバーが値段を提示してきます。
トゥクトゥクの乗車料金はドライバーの言い値ではじまり、場合に応じて値下げ交渉をするというスタイルです。
料金相場は存在するものの、ドライバーや道路の渋滞状況、乗車の場所、時間帯により大きく異なるので自分が納得する金額を指標にするといいと思います。
料金相場は次の章で説明します。
④ 乗車する
値段交渉が済んだら速かに乗車しましょう。
シートベルトはありませんので、どこかにしっかり捕まり安全な体勢を確保してください。

⑤ 目的地に到着後にお支払いをする
目的地に着いたらドライバーに乗車料金をお支払いします。
お支払いは現金で、基本的にチップは必要ありません。
バンコクでのトゥクトゥクの料金相場
トゥクトゥクの料金相場ですが、筆者がこれまでに乗車してきた感覚で言うとメータータクシーの約2〜2.5倍の値段が提示されます。トゥクトゥクは安い乗り物ではなく、タクシーよりも高いのが普通です。
下記、実体験を元に実際に提示された料金とその後の流れを説明します。
提示価格:300バーツ → 最終価格:200バーツ
このときはドライバー3人に話しかけ、3人とも300バーツを提示。4人目のドライバーが200バーツを提示してきたため、決定。
提示価格:150バーツ → 最終価格:100バーツ
このときは100バーツまでまけていただけないでしょうかと交渉し、ドライバーが快諾してくれました。
事前の値段交渉なし → 最終価格:300バーツ
このときは、自分が急いでいたので移動を優先しました。到着後、値段を聞いて300バーツと言われましたが、納得してそのままお支払いしました。
事前にGrabを利用して目的地までのタクシー料金を割り出すことができます。出た料金を2〜2.5倍にし、そこから場合に応じて値下げ交渉した金額が目安となります。
冒頭でお伝えした通り、トゥクトゥクは観光寄りの移動手段です。
値段重視の移動でしたら、バスや電車、メータータクシー、Grab、バイクタクシーを利用した方が断然安いです。
トゥクトゥク乗車のベストシチュエーション3選
では、トゥクトゥクはどういった時に乗るのがいいのか?
もちろん人それぞれですが、こういった場合はぜひ!というシチュエーションを3つご紹介します。
① 家族や友人がバンコクに遊びに来た
トゥクトゥクは楽しいです。
タイらしい乗り物でバンコクの街並みを見る体験は、バンコクでしか味わえません。
観光の一環としてぜひ取り入れてみて欲しいです。
② 風を浴びてリフレッシュしたい
トゥクトゥクに乗っているととにかく風が気持ち良いです。ちょっと気分を変えたいときは乗っています。

③ トゥクトゥクに乗りたい気分
普段はタクシーや電車移動が多くても、ふとした時にトゥクトゥクに乗りたいテンションのときは、やっぱり乗ります。
そういうときは乗ると気持ちがスッキリします。
やはり他の交通手段と比較して割高なのでサクッと安く移動したい時にトゥクトゥクは向いていません。
② 渋滞がひどい時間帯
渋滞がひどいと停止している時間が長くなるので、トゥクトゥクの大きなエンジン音と排ガスが気になってちょっと不快になります。また、暑い時間帯だとクーラーがないため身体にも応えます。
トゥクトゥクがよく止まっている場所
主に、大きなショッピングモールや、市場、観光地周辺、ホテル周辺、大きなスーパーマーケット周辺に止まっています。
特に観光地周辺ですと、よく見かけるので路上で見つけることもできます。
トゥクトゥク乗車の際の注意点
乗ると楽しいトゥクトゥクですが、注意しなければいけないこともあります。ここでは、実際にあったトラブルをいくつかご紹介します。
運転が荒い
これは、よくあります。運転が荒いのか、トゥクトゥクだからそう感じるのか分かりませんが、かなり揺れることがあります。
また、スピードを出すドライバーが多く、走行中は手すりなど何かにしっかり掴まっている必要があります。
違う目的地に連れていかれる
これは単純にコミュニケーションの問題なのですが、「スラサック」と伝えたはずがなぜか「カオサン」に着きました。
聞き間違えということでおさまり、追加料金は取られませんでしたが、ドライバーはかなり怒っていました。

ドライバーがお釣りを持っていない
目的地に着き、お支払いをしようとお札を渡すと、お釣りがないと言われました。
そのときは、目の前にコンビニがあったので両替ができましたが、通常ですとお釣りが返ってこないか、両替ができるところまで行くことになります。

バンコク名物トゥクトゥクの乗り方まとめ
今回は、一度は乗ってみて欲しいバンコク名物のトゥクトゥクについてお話ししました。
注意しなければいけない点や、不向きなシチュエーションはありますが、トゥクトゥクの醍醐味は「バンコクの街並みを駆け抜ける爽快感」です。
そんなタイならではのアトラクション系の乗り物、トゥクトゥクをぜひ楽しんでください。